大迫勇也は、静かに自信を秘めていた。12月21日に行われたブンデスリーガの第16節、ケルン対レバークーゼン戦の試合後のことだ。
 主力5人が離脱中のケルン。11月19日のボルシアMG戦以来、4戦連続で勝利がない。苦しい戦いが続いている。主将レーマン、ビッテンコート、リッセ…特に中盤に怪我人が続出していることで、ペーター・シュテーガー監督は、前節ブレーメン戦に続いて[5-3-2]のシンプルなサッカーでレバークーゼンに挑んだ。