今から22年前の1995年1月17日に起こった阪神・淡路大震災から学ぶ、復興とはなにか。さまざまな立場から震災を体験した人々の言葉より紐解いていく。
 未曾有の大震災の4日後、105時間ぶりに奇跡的に生還した吉田清三郎さん(当時79歳)。
 その当時、レスキュー隊として救助活動にあたっていた福永博昭さんは「1人の人を助けることはできましたけど、1人の人が亡くなった。これに接したことの方が残念。今でも胸に残っていて、もう少し早く行けば何とかなったのではないか」と当時を振り返った。