今年も2017年1月4日開催される、新日本プロレス『戦国炎舞 -KIZNA- Presents WRESTLE KINGDOM 11 in 東京ドーム』大会。殆どの試合がタイトルマッチという気合の入りように加え第0試合も含め計11試合のカードからは、昨年繰り広げられた激戦の成果が透けて見えるが、それ以上に来年に向けたグローバル戦略が透けてみえる。
昨年の1.4は主力大量離脱からの復活の物語だった。もはや繰り返すまでもないが、中邑真輔やAJスタイルズらメイン級の選手たちがスッポリ抜けた後、新日本の未来を測るベンチマークといえる重要な大会のなかで、救世主と言っていいだろう内藤哲也が大ブレイクしたのはご存知の通り。では今年の1.4の大義名分は?というとスバリ「世界戦略へのリスタート」だろう。そしてその主語となるのはケニー・オメガの存在だ。