打撃格闘技イベントKrushでは、常に選手の“イズム”が問われる。ただ勝ちたいというだけでなくどう勝ちたいのか、観客に何を見せたいのか。プロとしてそれを考え、実践していくことが求められるのだ。
3月3日の後楽園ホール大会、メインイベントでユン・チーを相手に-58kg王座の防衛戦を行なった小澤海斗は、KOを見せてこその自分であり、Krushであると考えていた。だから、結果としてタイトル防衛に成功はしたのだが、判定2-0での勝利にはまったく喜べなかった。