4月22日に開催されるK-1・代々木第二体育館大会で、K-1フェザー級王者の武尊が2017年初ファイトを迎える。

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(復帰戦に向け意気込みを語った武尊)

昨年11月、トーナメントを制して王座獲得、2階級制覇を達成した武尊だが、その代償は大きく負傷欠場に。今回はファン待望の復帰戦となる。

その対戦相手は、アメリカのビクトー・サラビア。プロキャリアこそ浅いがWBCムエタイのアメリカ王者をKOしたことがあり、ストリートファイトで小遣い稼ぎをしていたこともあるという。

3月11日、東京スカイツリータウンのJ:COM Wonder Studioで行なわれたK-1のイベントに出席した武尊は、そんな相手を「パワーがありそう」と評した武尊。ヒクソン・グレイシーばりの“火の呼吸”を練習している映像には「ビビりましたね」というが、試合自体は「ガンガンくる相手なので絶対に噛み合うと思います」と言う。

また武尊は、サラビアの映像を見た印象として「ダウンを取った動きが僕とほぼ同じ」とも。同じ攻撃の正面衝突になる可能性が高いだけに、危険な打撃戦が展開されそうだ。

今回は2017年の初戦。武尊は「目標は毎年、全試合KO。でもそれが今までできていないので、今年こそ有言実行したい」と語った。さらに、さいたまスーパーアリーナでのK-1開催についてもコメント。

「新生K-1は昔のK-1と比べられることが多くて、昔は大きな会場でやってた、新生K-1はまだまだと言われるのが悔しくて仕方なかった。これでやっと追いつけます。でも追いつくだけじゃなく超えたい。新生K-1はブームだけでは終わらせたくない」

K-1を牽引するスターとしての責任感を言葉でも示した武尊。4月の復帰戦では、大爆発が見られそうだ。

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(山崎はゲーオと、大和はHIROYAと対戦する)

また、この大会では武尊と同門の山崎秀晃がゲーオ・ウィラサクレックのスーパー・ライト級タイトルに挑戦。「ゲーオに対して怪物的な強さは感じない」という山崎は「集大成を見せてKOで勝つ」と宣言している。そんな山崎と同席したのは、新生K-1初参戦となる大和哲也(HIROYAと対戦)。

同じ階級だけに対戦する可能性もある2人だが、同い年でプライベートでも交流があるという。それでも「出るからにはチャンピオンを目指す」と大和が言い、山崎は大和を認めているからこそ「笑いながらボコボコに殴り合える」。

各階級で注目カードが揃った4.22K-1。最大の人気選手である武尊の復帰で、2017年の闘いがさらに加速していきそうだ。

文・橋本宗洋

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