将棋界の新星が、ついにプロの壁にぶつかった。AbemaTV将棋チャンネル特別対局企画「藤井聡太四段 炎の七番勝負~New Generation Story~」の第2局が19日に放送され、昨年10月に14歳2カ月で史上最年少プロ棋士となった藤井聡太四段(14)が、永瀬拓矢六段(24)に114手で敗れ、同企画で初の黒星を喫した。
![藤井聡太四段が初黒星… 永瀬拓矢六段が先輩の意地見せ完勝](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/d/5/724w/img_d529a144174f58e72da8092176281380567483.jpg)
先輩棋士からの“変化球”に戸惑った。永瀬六段は後手番であれば、横歩取りが得意の戦法だ。ところがふたを開ければ、永瀬六段自身も「久し振りに振り飛車をやってみた」という、ゴキゲン中飛車を選択。これには藤井四段も「まったく予想していなかった」と、落ち着くまでに時間を要した。中盤以降は押し引きが続いたが、徐々にペースは永瀬六段に。終盤追い詰められると、藤井四段は思わず天を見上げるなど、苦しい表情が続いた。
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注目の中学生棋士に勝利した永瀬六段は「今一番知名度のある藤井四段なので、勝ててよかった」と、ひと安心。敗れた藤井四段は「永瀬先生は大変強いので、教えていただいたことは光栄」と話しつつも、唇をかんだ。
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対戦成績が1勝1敗となった七番勝負。次回の対局は26日放送で、対戦相手は斎藤慎太郎六段(23)だ。2015年度には勝率1位にも輝いた関西若手のエース格と一戦交える。
※斎藤六段の段位は収録当時。現在は七段。
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