3月31日に開催された「ベラトール175」。メインカードのランペイジ・ジャクソン対キング・モーや、日本でもお馴染みのセルゲイ・ハリトーノフの鮮烈なKO勝利などがクローズアップされるのは当然だが、ライト級マッチでジェイク・ロバーツ相手に28秒TKO勝利を収めたスティーブ・コゾラという選手に今回は注目したい。
今年27歳なるコゾラ、ニックネームは「サンダービースト」。これまでMMAでの戦績は8連勝中、しかもデビュー戦のチョークでの一本勝ちを除いて残り7戦パンチでのKO勝利、うち5試合が1ラウンド、残りが2ラウンドという典型的なKOアーチストタイプの選手だが、柔術黒帯で寝技にも秀でている。今回のロバーツ戦でも、下がり気味のアッパーから畳み掛けるようなラッシュで一瞬で相手を仕留めた。