オカダ・カズチカの防衛ロードばかりがクローズアップされ、ここ最近の内藤哲也はえらくご立腹だ。テーマ不在、しかも4月9日の両国体育館での春一大イベント「SAKURA GENESIS 2017」では自らの保持するIWGPインターコンチネンタルのタイトル防衛戦はなく、内藤が提案したタイガーマスクWとのタイトル戦も却下。4月29日別府大会で、やっと挑戦者がジュース・ロビンソンに決定した。
このマッチメイクに内藤は不満のようだ。今年の1.4東京ドームでのNEVER無差別級6人タッグ王座戦からフツフツと湧き上がり続けている、タグチ・ジャパンとロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの抗争の延長線上にある代理戦争と見る向きが多いだろう。しかしこの2人、意外にも浅からぬ因縁がある。ジュースの新日本でのデビュー戦から数戦、タッグパートナーは内藤哲也だった。しかも僅か1年数ヶ月前の出来事なのだ。