昨年10月に史上最年少、14歳2カ月で将棋のプロ棋士となった藤井聡太四段(14)が4月17日、NHK杯トーナメント1回戦で千田翔太六段(23)に勝ち、デビュー以来の連勝記録を「13」に伸ばした。対局の放送は5月14日予定。
藤井四段は今月13日の第30期竜王戦の6組ランキング戦で、星野良生四段(28)に勝利し連勝記録を「12」としていた。
相手となった千田六段は昨年度の将棋大賞で最多対局賞(65局)、最多勝利賞(48勝)、升田幸三賞を受賞した若手のホープ。第42期棋王戦五番勝負では先に2勝しタイトルまであと一歩まで迫った。
藤井聡太四段のコメント 今日の将棋はずっと自信のない展開だったが、寄せ合いで勝ちになりました。連勝記録は意識せず、普段通り指しました。千田さんのように、強い相手とあたることができてうれしかった。全力を尽くそうと心がけて指しました。早指しですが、自分の力を出すことができたと思います。将棋が注目されるのはありがたいことだと思います。
千田翔太六段のコメント 早指しということもあり、思い通りの展開にならなかったことが残念です。相手の連勝は意識せず、普通に指しました。藤井さんだからといって、特別な対策はしていません。対局の終盤は、自分の落手について考えていました。藤井さんは終盤型というイメージが一般的ですが、序盤、中盤、終盤ともバランスが良く、将棋は「なるほど」と思いました。
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