現在、新日本プロレスでは“制御不能”内藤哲也が話題・人気面をリードしている感がある。会社批判さえ厭わない、歯に衣着せぬ言動もファンに支持されているのだ。しかし、IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカがとてつもない試合を続けていることも見逃せない。
1月のケニー・オメガ戦、2月の鈴木みのる戦、4月の柴田勝頼戦と、IWGP王座防衛戦はことごとく死闘。長時間にわたる闘いで相手の持ち味を出し尽くさせ、猛攻に耐え切った上で勝っているのだから、その王者ぶりは見事としか言い様がない。5月3日の福岡大会では、バッドラック・ファレの巨体をジャーマンで投げ、そこからレインメーカーで勝利して防衛を果たした。