“ひふみん”の愛称で親しまれている将棋棋士の加藤一二三九段(77)が、今シーズン限りでの引退を表明したプロゴルファーの宮里藍(31)に「これからが新しい旅路の始まりです」とコメントした。2日、動画配信プラットフォームFRESH!の「加藤一二三公式チャンネル」で出演すると、自身も引退が近いことから宮里の引退について言及。「引退するというのは、よほど吹っ切れないとできない」と語った。
加藤九段は6月20日に予定されている対局で勝てば最年長勝利記録を更新、負ければその時点で引退となることが決まっている。自身の引退が迫る中で、自ら決断した宮里について「会見はテレビで見ていました。モチベーションがもたなくなったという言葉が印象に残りました。誰でも勝負師であれば1日でも現役でいたいのが本音。よほど吹っ切れないとできないでしょう」と話した。また宮里の今後については「引退された後、新しい旅路が始まります。(フィギュアスケートの)浅田さんにもメッセージを送った」と、人生の先輩としての言葉を投げかけていた。