暑い夏の最中、麻雀界で新たな熱い戦いがスタートする。インターネットテレビ局AbemaTVは、同局の麻雀チャンネルにおいて、7月1日から新たな対局番組「麻雀駅伝2017」を放送することを6月5日、発表した。3つの麻雀プロ団体に、サイバーエージェント代表取締役社長の藤田晋氏が率いるアマチュア連合の計4チームが、異なるルールでたすき(点棒)をつなぐ駅伝形式の新大会だ。各プロ団体からはトップ選手が出場、アマチュア連合も政財界、芸能界、将棋界など幅広いジャンルからプロ級雀士が集まった。賞金300万円と名誉を勝ち取るのはどのチームか。
大会形式は、これまでの対局企画にはない斬新なものばかりだ。1チームは6人で編成され、4日間それぞれ別のルールで戦う。スピード勝負の東風戦、西日本を中心に人気の三人麻雀、一発・裏ドラあり、なしの計4つのルールがあり、同じ麻雀であっても戦術が変わってくる。どのルールの対局に誰を出場させるか、チームとしての作戦も勝敗の行方を大きく左右する。
大会に参加するのは前原雄大・佐々木寿人らが登場する日本プロ麻雀連盟、鈴木たろう・達也ら擁する日本プロ麻雀協会、近藤誠一・村上淳らが出場する最高位戦日本プロ麻雀協会のプロ3団体に加え、プロ級の腕前を持つ混成のアマチュア連合だ。アマチュア連合は過去に最強位にも輝いた実績を持つ藤田氏のほか、萩原聖人(俳優)・じゃい(お笑い芸人)・鈴木大介(将棋棋士)・片山まさゆき(漫画家)・ASAPIN(オンライン麻雀天鳳 天鳳位)と、麻雀界でその実力を認められた者ばかりだ。
大会を企画した藤田氏は「昨年、大変な盛り上がりを見せた『麻雀プロ団体日本一決定戦』のエキストラマッチとして本大会を企画しました。アマチュア連合も最強メンバーを揃えたつもりです」と意気込んだ。独特なルールでもプロ団体が実力を示すのか、それともアマチュア連合が波乱を起こすのか。いずれにしても麻雀の新たな魅力が発見できる、そんな大会になりそうだ。
◆麻雀駅伝2017 競技ルール・日程
1日目 7月1日 四人麻雀・東風戦 各チーム1人参加 全6回戦
【連盟】白鳥翔 【協会】渋川難波 【最高位戦】石橋伸洋(最高位戦) 【アマチュア】じゃい(お笑い芸人)
2日目 7月9日 四人麻雀・日本プロ麻雀連盟公式ルール(一発・裏ドラなし) 各チーム2人参加 全6回戦 ※1人あたり3回戦に参加
【連盟】瀬戸熊直樹・前田直哉 【協会】鈴木たろう・江崎文郎 【最高位戦】村上淳・土田浩翔 【アマチュア】鈴木大介(将棋棋士)・片山まさゆき(漫画家)
3日目 7月17日 三人麻雀 各チーム1人参加 全6回戦 ※1チームあたり6回戦に参加
【連盟】勝又健志 【協会】阿賀寿直 【最高位戦】友添敏之 【アマチュア】ASAPIN(オンライン麻雀天鳳 天鳳位)
4日目 7月30日 四人麻雀・RTDリーグルール(一発・裏ドラあり) 各チーム2人参加 全6回戦 ※1人あたり3回戦に参加
【連盟】佐々木寿人・前原雄大 【協会】鈴木達也・朝倉ゆかり 【最高位戦】平賀聡彦・近藤誠一 【アマチュア】藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)・萩原聖人(俳優)
※優勝チームに賞金300万円。最下位は次回開催時に予選会から参加。
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