将棋の第58期王位戦で、6期連続防衛中の羽生善治三冠(46)への挑戦権をかけた決定戦が6月9日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われる。決定戦に臨むのは菅井竜也七段と、澤田真吾六段といずれも25歳と若手の実力者だ。この挑戦者決定戦を、特別な思いを持って待っているのが、同じく羽生三冠が持つ棋聖のタイトルに挑戦している斎藤慎太郎七段(24)だ。同世代の2人が時同じくして将棋界のレジェンドに挑戦する心境と、2人の特徴を聞いた。