6月16日の横浜DeNA対オリックス1回戦の試合前、スペシャルイベントとして元横浜投手のマーク・クルーン氏が横浜スタジアムのマウンドに上がり、バファローズOBの吉岡雄二氏と1打席限定の対決を行った。

クルーン氏といえば、メジャーリーグを経て2005年に横浜ベイスターズに入団すると、クローザーとして活躍した剛球投手。当時の日本記録となる162キロを記録するなど、160キロを連発しファンの度肝を抜いた。
一方の吉岡氏は巨人、近鉄、楽天で活躍した強打の野手。2001年と2002年にはホームラン26本を放っている。テレビ朝日系「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」の人気企画「リアル野球BAN」で現役さながらの打棒を発揮していることでも知られ、現在は独立リーグ・富山GRNサンダーバーズの監督を務めている。
イベントとはいえ真剣勝負が期待された両者の対決だったが、初球は山なりのボール。場内の実況も「まずは肩ならしか?」と次の投球に期待したが、続く2球目もキャッチボールのようなフォームからクルーン氏がやはり山なりのボールを放ると、吉岡氏がセンターに打ち返し“センター前ヒット”。勝負は吉岡氏に軍配が上がった。
この“OB対決”は17日、18日にも行われ、17日は高橋智氏、18日はパンチ佐藤氏が打席に入る予定。凱旋となるクルーン氏は3日連続で登板する。次こそはスピードボールに期待したいところだ。
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