日本から3選手が出場したことでも話題になったUFCシンガポール大会(6月17日)は、期待を裏切らない内容になった。
日本勢のトップバッターとして登場した井上直樹は20歳の新鋭。これがUFC初陣だ。フィリピンのカールス・ジョン・デ・トーマスと対戦した井上は、世界最高峰の舞台でも持ち前の“常に一本を取りにいく寝技”を披露。1ラウンドはバックからチョーク、腕十字を狙い、2ラウンドになるとパンチでも主導権を握って完全に試合を支配する。