トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のWHITE DIVISION 39・40回戦が6月8日、AbemaTV麻雀チャンネルで放送され、石橋伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)と瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)がトップを取った。石橋は最下位から脱出、瀬戸熊は6位から一気に準決勝進出圏内の3位に浮上した。
39回戦の対局者は石橋伸洋、藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)、村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)、内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)。予選最下位の8位と低迷している石橋は、生き残りをかけていた。東3局3本場、親番で跳満をツモり、1万8000点(+900点、供託4000点)を加点すると、その後は藤田と一進一退のトップ争いを展開。南3局1本場、またも親番で2度目の跳満1万8000点(+300点、供託3000点)を決め、6万5400点の大トップを勝ち取った。これで一気にマイナスポイントを85.4も減らし最下位を脱出。「まだまだボーダーは遠い状況ですが、残すところ7半荘、全力で打ちたいと思います」と準決勝進出へ望みをつないだ。
40回戦の対局者は瀬戸熊直樹、鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)、藤田晋、村上淳。対局前の総合順位は2位藤田、3位村上、5位鈴木、6位瀬戸熊で、2位から6位までの70ポイント差と、ボーダーラインを挟んでの激しい戦いとなった。僅差のまま南場へ突入したが、決め手となったのは南2局。親番の瀬戸熊はフリテンリーチを敢行すると、力強くツモって1万2000点を獲得し、そのまま逃げ切った。「残すところあと7戦。今後もボーダー争いが続くことは間違いないので、局面局面でできることをしっかりやっていきたい」と一喜一憂せず、準決勝進出に向け、激しい戦いが続くと自らを奮い立たせていた。【福山純生】
WHITE DIVISION 39・40回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。
1位 小林剛(麻将連合)+192.4 2位 藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)+50.4 3位 瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)+50.3 4位 勝又健志(日本プロ麻雀連盟)+47.5 5位 鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)+7.6 6位 村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)+6.3 7位 石橋伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)▲155.2 8位 内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)▲199.3
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。
(C)AbemaTV