トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のBLACK 37・38回戦が6月15日、AbemaTV麻雀チャンネルで放送され、多井隆晴(RMU)と平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)がそれぞれトップを取った。各選手、順位に変動はなかったものの、準決勝進出へのボーダーラインが下がり、さらに混戦模様になってきた。

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 37回戦の対局者は、多井隆晴、猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)、鈴木達也(日本プロ麻雀協会)、滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)。全員がマイナス圏内にいる対局となり、多井は「準決勝進出に向け、ここで大きなラスを食うと、かなり厳しくなるので、最低でも2着を目指す」とマイナスポイントを避けることを意識していた。僅差で迎えたオーラス南4局、多井は親番で満貫をアガると、次局に猿川に跳満を放銃しつつ、辛くも13戦ぶりのトップで対局を終えた。「1万2000点を2度打ってトップと言っても、ちょっと喜べないですね。ただずっとトップがなかったんで、今日は覚悟を持ってアガりにいくぞとは思っていました」と、2016年RTD覇者が2年連続の準決勝進出に狼煙を上げた。

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 38回戦、対局者は平賀聡彦、藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)、白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)、佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)。大物手が飛び交う乱打戦の中、2着藤田に200点差のトップでオーラスを迎えた平賀は、このスピード勝負を制し、総合順位の上位を確保する貴重なトップをもぎ取った。「自分は技をいっぱい持っているわけではないので、トップ目に立ってからもリーチをしてヒヤヒヤする場面もありました。守備の意識を持って打っても上手くいくことが少ないので、準決勝進出に向け、いつも通りに打っていきます」と、この先も攻め続けることを宣言していた。【福山純生】

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 BLACK DIVISION 37・38回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。

 1位 佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)+429.4 2位 平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)+200.6 3位 白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)+44.5 4位 藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)+1.1 5位 多井隆晴(RMU)▲12.5 6位 猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)▲111.4 7位 鈴木達也(日本プロ麻雀協会)▲230.5 8位 滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)▲321.2

◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。

(C)AbemaTV

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