芸能界屈指の麻雀強者なのが、お笑いトリオ・インスタントジョンソン、じゃいだ。アマチュアだけでなくプロからも「本当に強い」と言われるプロ級雀士で、対局番組でも好成績を残している。芸人仲間とも麻雀を楽しむじゃいは「麻雀している時は、あまりおもしろくないと言われるんです」と笑った。その時ばかりは芸人の顔を捨てて没頭する麻雀の魅力を聞いた。
近年、麻雀対局番組が増えた影響もあり、芸能界には麻雀プレイヤーが増えている。「(明石家)さんまさんとかと打っていることが多いですね。僕は相手を選ばないし、好き嫌いもないので、誰に誘われても行きますね」。極楽とんぼ山本圭壱、トータルテンボス大村朋宏ら芸人仲間をはじめ、女性芸能人と同卓することもあるという。「みんな今、すごく熱心にやっているんですよ」と、身近なところでプレイヤーが増えていることを喜んだ。
人を笑わせるのが商売のじゃいだが、麻雀卓の前では完全に雀士になる。「芸人以外の人と打っていてよく言われるんですよ。麻雀の時はあんまりおもしろくないですねって」と笑った。「どうしても真剣になっちゃって。いつもより口数は少ないかもしれません」と自己分析した。もともとテレビに映る芸能人の素顔を見ると、テンションのギャップに驚くファンも多いものだが、「お笑い」から「勝負師」へと変身するとなっては、なおさらだ。
大好きな麻雀だからこそ、プロの戦いにはヒリヒリとした痺れる勝負を期待している。7月1日にはAbema(アベマ)TVで放送される「麻雀駅伝2017」で、プロ相手との対局も控えている。「(視聴者に)見られて打つというのは、やっぱり痺れますからね。緊張感は半端ない」と、じゃいにしてみれば願ってもない大舞台だ。「去年の団体対抗戦もよかったですね。誰が一番強いのか、理想を言えば麻雀甲子園なんかができてほしいですね」と、さらなる展開にも期待した。
プロ相手の真剣勝負の対局後、芸能人でも疲労困憊でぐったりする者も多い。そんな中、笑いを誘うひとことが言えているようであれば、それはじゃいが快勝した証しだ。
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