史上最多の29連勝を達成し、一躍「時の人」になった将棋の中学生棋士・藤井聡太四段(15)。今日7月19日に誕生日を迎え、21日の上州YAMADAチャレンジ杯で、15歳となって初めての対局に臨む。前回の対局が11日の加古川青流戦だったが、早くも21日が待ちきれないというファンの声が続出している。
将棋の対局はリーグ戦とトーナメント、2つ方式で複数の棋戦が同時進行している。タイトルにつながるリーグ戦は、対局のスケジュールもおおよそ決まっている。一方、トーナメントは、勝てば次、勝てば次とつながっていくだけに、負けない限り対局が続いていくことになる。藤井四段は29連勝中、6月だけで7日間、10対局をこなした。6月に限れば、もっとも対局の間隔が空いたのは中4日と、超ハードスケジュールだった。
ところが、ファンがこのペースに慣れ、次の対局を今か今かと首を長くする事態になっている。AbemaTV、囲碁将棋チャンネルなどで対局が生中継されてきたこともあり、藤井四段の戦いぶりを早く見たいという思いが募っている様子で「次はいつ?」「早く見たい」「(試合が続く)野球ファンの気持ちが分かった」という声が挙がっている。
21日の次は24日、棋聖戦一次予選で西川慶二七段(55)が予定されている。ファンにとっては今や藤井四段の「対局スケジュール」も、重要なチェック項目だ。
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