険しい表情で黙々と戦うイメージが強い将棋棋士だが、女流棋士の意外な休日がインターネット上で大きな反響を呼んでいる。7月25日にAbemaTV将棋チャンネル「第58期 王位戦 七番勝負 第二局1日目」の中継中、聞き手を務めていた藤田綾女流二段の「休日の過ごし方」が紹介されるシーンがあった。大事な対局に勝利した「ご褒美の1日」が紹介されると、まさかのゲーム三昧。ファンからは予想外の1日に好意的な反応が飛び交った。

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 あらためて藤田女流二段の「ご褒美の1日」を確認すると、24時間中8時間の睡眠や食事の時間を除けば、その他ほぼすべて人気アクションゲーム「スプラトゥーン2」をプレーしていた。前日の睡眠前にはオンラインカードゲーム「シャドウバース」をプレー。午前中のスプラトゥーン2のプレー中は、「将棋番組を見ながら」という器用さものぞかせていた。

 もちろんこの休日は、藤田女流二段にとってもスペシャルデー。事前に「トークのネタになりそうな日を」という要望を受けて公開したものだったが、自身のTwitterでもあまりの反響の大きさに「毎休日がこうなわけではないです…。というか、これくらいやったのは初めてです」とコメントした。26日の放送では中村子女流初段も、休日でのゲームプレーを紹介。「至福の時です」と満面の笑みで語った。ファンからすれば、女流棋士がゲームに没頭する日があることを知り、より親近感が沸いたようだ。

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 日々、将棋の研究・勉強をしているイメージもある棋士だが、さまざまな趣味を持つ棋士も多いのは、ファンがよく知るところだ。羽生善治三冠や青嶋未来五段はチェスでも全国トップクラスの腕前。糸谷哲郎八段は、ポケモンカード大会で優勝するなど、将棋以外のテーブルゲームで実力を発揮することも多い。佐藤天彦名人や先日引退した加藤一二三九段はクラシック音楽を好んで聴いている。また野球、サッカーといったスポーツにおいては、部活動として行われているものもある。

 長時間におよぶ対局の中継では、戦況の解説だけでなく対局者や解説、聞き手の思わぬ話が聞ける機会も多いだけに、今後も要チェックのコンテンツと言えそうだ。

(C)AbemaTV

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