<高校女子オープン大会2017・夏>◇8月1日◇麻雀最強戦(FRESH!ほか)
女子高生による麻雀対局企画第2弾「高校女子オープン大会2017・夏」が行われ、昨年冬の第1弾大会で5位に敗れた廣岡璃奈さん(静岡県立浜松大平台高校)が優勝した。
符計算・積み棒・連荘なしの半荘8局ルールで行われた大会には7人が参加。予選3半荘を勝ち抜いた4選手が決勝に進んだ。決勝はオーラス南4局に入ってもテンパイ、ノーテンで勝者がかわる大接戦の中、前半でリードを奪った廣岡さんが、他の追撃を振り切り悲願の優勝を果たした。麻雀プロ志望の女子高生は、優勝した直後に「最後は気が抜けました」と満面の笑みで、優勝を味わっていた。第1弾に続く熱戦に近代麻雀の星野信夫編集長は「今年の冬もやります」と、第3弾の開催を宣言していた。
【決勝結果】
1位 廣岡璃奈さん(静岡県立浜松大平台高校)29000点
本当に決勝に残った人もうまくて、私が最終的に数千点差で(優勝したのは)偶然だなと。私がまだまだだなと痛感しました。(今日は)がっちがちに緊張していました。(優勝した)最後は気が抜けました。
2位 瀬川未空さん(神戸市立六甲アイランド高校)27000点
去年(冬の大会が)すごいトラウマで今年も失敗したらどうしようと思っていました。最善を尽くした結果なので、後悔はありません。前回も最後勝ちきれなかったこともあるので、プレッシャーに強くなって、勉強して出直してきます。
3位 柴田真衣さん(豊島岡女子学園高校)22500点
楽しかったです。決勝卓とか、周りがみんな強い人とわかっていたので、超楽しんじゃいました。みなさまありがとうございました。2回戦と決勝との間のトークが、とても楽しかったです。(3位は)十分すぎるくらい。次出ることになったら、もうちょっと上を目指したいです。
4位 山村澄麗さん(福岡県立博多青松高校)21500点
友達と一緒に打ったりしたり、いろんな人に応援してもらったりしたのに、結局4位になってしまって申し訳ないです。今度は絶対に1位を取ります。みんなスピードが速くてついていけなかったです。次回は頑張ります。応援してくれてありがとうございました。
解説した多井隆晴プロ(RMU) 麻雀の楽しさとか、一生懸命な姿を伝えたところは、立派なプロのようだったと思います。強さだけを競っているわけでなく、楽しさを伝えるのも仕事のひとつ。できれば明日またやってほしいくらい、素晴らしい企画でした。
(C)麻雀最強戦 ※画像はFRESH!