8月1日、新日本プロレスの鹿児島大会が開催された。鹿児島といえば、飯伏幸太の出身地。この地で始めたプロレスごっこが、レスラーとしての原点だ。
この日、飯伏はメインのG1クライマックス公式戦で棚橋弘至と対戦。「僕にとって“神”です」というトップレスラー相手に、飯伏は激闘を展開。クラシカルなレスリングも得意とする棚橋の足殺しに苦しんだが、シットダウン式ラストライドを決めてみせた。
いつもならこの技でフィニッシュする飯伏だが、この試合には続きがあった。勝利を決めたのはこのG1から使い始めた新技、相手の両腕を掴んで身動きが取れない状態にしてから顔面に叩き込むヒザ蹴りだ。ヒザといえば、今はアメリカにいる棚橋の終生のライバル、飯伏とも死闘を繰り広げたあの男を思い起こすファンも多いはず。