調子のいい今シーズンはTwitterで毎日のようにトレンド入りする4文字「横浜優勝」。横浜DeNAの勝利を祝うこの言葉は、プロ野球界における一種のスラングのようなもの。日々の1勝をも、ファンは優勝と言って喜びを噛みしめている。
「横浜優勝」の由来は、2003年シーズンにまで遡ると言われている。ペナント最終盤、横浜対ヤクルトの試合に、1位阪神の優勝がかかったことがあった。阪神のマジックは2で、優勝の条件が「阪神が勝利し、横浜がマジック対象チームであるヤクルトに勝つ」ことだった。果たして、先に試合が始まった阪神は赤星のヒットでサヨナラ勝ち。そして、あの1985年以来となる18年振りの優勝、それも甲子園での胴上げがかかるだけにすべての阪神ファンも注目することとなった横浜対ヤクルトは、横浜が勝利。これには横浜・阪神の両ファンが歓喜し、ネット掲示板には「ベイスターズ勝利!」「横浜勝利!」のコメントが踊るとともに「横浜が勝ったために阪神の優勝が決定した」略して「横浜優勝キターーー」といった言葉が飛び交ったのだ。