地元・横浜スタジアムでのクライマックスシリーズを目指す横浜DeNAを牽引するのがセ・リーグの首位打者、宮崎敏郎内野手だ。プロ野球選手の中では小柄ともいえる体格ながら、持ち前の巧みなバットコントロールに課題の守備も向上、「5番三塁」で固定されると、プロ5年目の今季にブレイクした。広角に打ち分ける打撃が魅力の宮崎だが、1軍と2軍を行ったり来たりしていた時期に、日本球界を代表する2人の「右の強打者」に学ぶ機会があった。日本代表としてWBCにも出場した多村仁志氏と、日本球界2101安打を誇る中村紀洋氏だ。