Fリーグの中で唯一の完全プロクラブである名古屋オーシャンズ。すべての試合で勝つことを義務付けられた“常勝軍団”で、GKという重要なポジションを任されているのが関口優志だ。
 フットサルには有名な格言がある。それが「GKが試合の50%を決める」というものだ。5人でプレーするフットサルではGKが勝敗に関わる割合がサッカーよりも大きくなる。
 サッカーでは1試合に打たれるシュート本数はせいぜい15本から20本ぐらい。だが、フットサルの場合はその倍以上、時には50本以上のシュートを打たれることもある。単純にシュートが飛んでくる回数が多いわけで、GKがそれを止められるか止められないかは、ダイレクトにチームの勝敗につながる。