麻雀プロ団体「RMU」が主催するオープンタイトル戦、RMUクラウンの決勝が9月16日、スリアロチャンネル(FRESH!ほか)で放送され、齋藤豪(日本プロ麻雀連盟)が優勝、自身初のタイトル獲得を成し遂げた。また、RMUが独自で採用している、新決勝方式で初めての逆転優勝となった。
プロ、アマ合計約400人が参加した同大会で、齋藤は決勝での半荘4回戦を終え2位に。ここからRMU独自の新決勝方式に入ると、齋藤は果敢に攻めると見事のツモアガリし、トップだった谷井をわずか100点かわし、悲願のタイトルを獲得した。「最後に(アガリ牌の)六万をツモった時のことが思い出せないくらい頭が真っ白です。ようやくプロとしてスタートラインに立てたと思います。これからもっと頑張りますので応援よろしくお願いします」と、涙ぐみながら優勝の味をかみ締めていた
【最終結果】
1位 齋藤豪(日本プロ麻雀連盟)+42.9
2位 谷井茂文(RMU)+42.8
3位 楢原和人(RMU)▲30.5
4位 伊澤興(前年度優勝、一般)▲55.2
◆新決勝方式 RMUが独自で採用している、決勝戦などで最終順位を決める方法。規定の半荘数が終了した後、行われる局数無制限のラウンド。それまでのポイントを持ち点に換算してスタートし、最終的に「トップになるアガリ」を決めた選手が優勝となる。理論上、全員に優勝の可能性があるため、競技麻雀におけるいわゆる「目無し問題」の解消法のひとつとなっている。
(C)麻雀スリアロチャンネル ※画像はFRESH!から