AbemaTV将棋チャンネルのオリジナル企画第2弾「若手VSトップ棋士 魂の七番勝負」の第2局、藤井猛九段(47)と佐々木勇気六段(23)の対局が10月7日、午後7時から放送される。独自の振り飛車「藤井システム」を考案しビッグタイトルの竜王位を3期獲得した藤井九段に対し、実力とルックスを兼ね備えた佐々木勇気六段がどう立ち向かうか。人気棋士同士の対決だ。
それぞれの世代を代表する棋士同士のぶつかり合いだ。藤井九段は、いわゆる“羽生世代”の1人として、自ら編み出した藤井システムを駆使し、竜王のタイトルを獲得した。対局番組の解説でも独特な表現、発言が好評で、全棋士を通じてもトップクラスの人気棋士だ。一方、佐々木勇気六段は20歳前後の若手世代の中でも注目株。藤井聡太四段の連勝を「29」で止めた直後は、一般メディアでも「イケメン棋士」として大きく取り上げられた。
2人の対戦成績は、公式戦で1局のみ。この時は、まだプロとして駆け出しだった佐々木勇気六段が藤井システムを警戒するあまり、居飛車党ながら振り飛車を選択。奇襲をかけたものの、地力に勝る藤井九段の返り討ちにあい、完敗した。それだけに佐々木勇気六段は「ずっと振り飛車を貫いている先生。振り飛車党の先を行っている」と、トップ棋士の得意戦型に真正面からぶつかるつもりだ。
佐々木勇気六段も「横歩取り勇気流」と呼ばれる戦型を考案、プロ棋士の中でも高頻度で使用されるものになっている。藤井システムVS勇気流。無限に広がる将棋の道を自ら切り開く者同士が、盤上で熱い戦いを繰り広げる。
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