全国各地で秋のビッグマッチを開催してきた新日本プロレスが、その総決算となる両国国技館大会を10月9日に行なう。
そのメインイベントは、IWGPヘビー級選手権。王者オカダ・カズチカにEVILが挑む一戦だ。この対戦は、G1クライマックスの結果を受けて決まったもの。今年のG1、開幕戦から絶好調で連勝街道を突き進んでいたオカダだが、リーグ戦後半の大阪大会でEVILと対戦し、黒星をつけられてしまう。
シングルマッチでの敗戦自体が久しぶりだったオカダは、ここから失速。IWGPヘビー級王者としてのG1制覇という目標を達成することが叶わなかった。つまりこの秋の大一番は、夏の借りを返すための闘いということになる。屈辱をしっかりと晴らしてからではないと先には進めない。それが新日本の頂点に立つ者としてのプライドなのだろう。