将棋界における若手の勢いが止まらない。23歳以下の若手と、40代のベテランが対決するAbemaTV「若手VSトップ棋士 魂の七番勝負」は、第3局を終えて若手チームの3連勝と、早くも勝ち越しに王手をかけている。近年、タイトル戦でも20代の棋士が挑戦、奪取を続けていたが、同企画でも「世代交代」の波がそのまま反映されている状況だ。
 若手チームの3連勝を受けて行われる第4局は、四段にしてタイトルを獲得した経験を持つ郷田真隆九段(46)と青嶋未来五段(23)が対決する。豪傑にして実直な将棋が持ち味の郷田九段に、若手ながら居飛車・振り飛車を使い分けるオールラウンダーの青嶋五段がどう立ち向かうか。4連勝での勝ち越しがかかるだけに、青嶋五段も積極的に仕掛けていきそうだ。