K-1スーパー・バンタム級王者、武居由樹の次戦が、11.23(木・祝)さいたまコミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN~初代ヘビー級王座決定トーナメント~」での対ビクトー・サラビア戦に決定した。
4月に武尊への刺客としてアメリカの「Lion Fight」から参戦したサラビア。この試合では、武尊へのローブローによる長い中断からの逆転KO負けと、武尊の精神面の強さばかりがクローズアップされる残念な結果に終わってしまったが、武尊とのリーチの差とパワーに苦しめられる場面が目立った印象だったが、今回階級をスーパー・バンタム級に下げることで、本来の実力を発揮する可能性は十分にあるだろう。
自身のブログ(武居由樹オフィシャルブログ powerd by Abema)で武居は対戦相手のサラビアに対して「気持ちも強く、なんでもできる選手なので楽しみです!」とシンプルに綴っている武居だが、K-1とKrushで破竹の10連勝。9月の伊澤 波人戦とのスーパーファイトでも圧倒的な強さを見せつけ好調を維持している。比較的これまでは日本人選手との対戦が多く、今年のスーパーバンタム級トーナメントでのアントニオ・オルデン戦が唯一の海外勢との対戦ということもあり、外国人選手との2戦目という要素も含め、武居由樹の来年以降の絶対王者としての道を占う意味でも興味深い対戦となりそうだ。
近年その素朴なキャラクターと激しい打ち合いの勝利後の「こんにちは!足立区から来た武居由樹です」が、じわじわと人気を集めつつあるが、自身の公式ブログなどでの情報発信も活発化している。強さに反してややゆるさすら感じさせる朴訥としたコメントも含め「壊しのベビーフェイス」の今後の活躍に注目したい。