「今までは練習をたくさんして、いつも以上に練習した時はいい演技ができたから……たまたまかもしれませんが、試合の結果・内容に報われていた部分が自分の練習につながっていたんですけど、これだけ練習してこのような演技をしてしまったというのは、本当に練習量以外の問題があるとしか思えない」

 初出場した一昨季の世界選手権(ボストン)で、ショートプログラム4位につけながらフリーで失速、総合7位に終わった宇野昌磨。涙の跡が残る顔でミックスゾーンに現れて語ったのは、練習量が試合での滑りに直結しなかったことへの悔いだった。