K-1/Krush/KHAOSなどの大会を運営するK-1 JAPAN GROUPが公認する次世代ファイターを発掘する番組「格闘代理戦争」がAbemaTVで放送開始される。
この番組は、K-1を賑わせたレジェンドおよび現役ファイター自らの目で選んだ、次世代の選手たちで勝ち抜き戦を行い、優勝した選手とK-1グループがプロ契約および300万円の賞金が用意されるという「登竜門番組」だ。しかもその第一弾としてまず、K-1が誇る“反逆のカリスマ”魔裟斗と、K-1・UFCと渡り歩く総合格闘家“神の子”山本KID徳郁の参加が決定している。
先行公開された映像では、山本KID陣営は、KID、山本美憂、山本アーセンら格闘ファミリー、山本家の新たな拠点となった沖縄のジムの模様を公開。穏やかな気候の中でトレーニングや指導を行うKIDの元へ。
現役UFCファイターの石原“夜叉坊”暉仁が訪れるサプライズも。石原といえば、UFC版登竜門番組「The Ultimate Fighter」(ジ・アルティメット・ファイター)で、この番組同様に勝ち抜きトーナメントを制して、UFCの舞台へと踊りでたシンデレラボーイ的な存在。そんな夜叉坊の登場からも、立ち技系の「K-1版TFU」をイメージする人も少なくない筈だ。
一方の魔娑斗陣営はというと、全国から「我こそは」という強者をトライアウトで募集。日本全国からK-1へ参戦したいというまだ見ぬ才能を発掘する予定となっているが、今回の募集は「プロキャリアは3戦以内」、そして「体重60㎏-65㎏の体重で試合にでられる方」と募集要項からも明確だ。
60kgから65kgの中には、現在の各階級は、K-1スーパーフェザー級(60kg)王者、大雅、K-1スーパーライト級(62.5kg)王者、ウェイ・ルイ、K-1スーパーライト級(65kg)王者、野杁正明となっている。KHAOS、Krushとステップアップのシステムも明確なK-1 JAPAN GROUPが肝いりで、上記の階級の次世代王者を発掘するとイメージすると、テレビのバラエティ企画ではないことは一目瞭然。
世界的なMMAファイターを発掘したTUFのK-1版の発展を一からみるという刺激的なプログラムになりそうだ。