Krush -55kg王者の寺戸伸近が、大激闘を制してタイトル防衛を果たした。
11月5日の後楽園ホール大会、寺戸に挑戦したのは久保賢司。4月のK-1スーパーバンタム級王座決定トーナメント準決勝で敗れた寺戸にとってはリベンジ戦だ。両者のトータル戦績は1勝1敗だから、今回は決着戦でもある。
K-1を最後にジム経営、指導者に専念しようと考えていた久保だが、相手が寺戸だったために試合を受けたという。リベンジを達成したと思ったら倒しきれていなかった。それなら「心を折ってやる」というモチベーションだ。さらには「心の中にあるのは恨みや憎しみ」、「(力の差を)分からせてやる」とドス黒い心情を隠そうともしなかった。