麻雀プロ団体の1つ、日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル「雀王」を決める、雀王決定戦の4日目(最終日)が11月11日に麻雀スリアロチャンネル(FRESH!ほか)で放送され、3日目まで2位だった金太賢が逆転で優勝、決定戦4度目の挑戦で初の雀王に輝いた。

 完璧な内容で、100ポイント近い差を1日で引っくり返した。3日目まで首位を快走していた鈴木が絶不調の中、最下位から猛追してきた角谷とともに半荘5回戦で1、2着を独占する展開に。残り3回戦の時点で金、角谷、鈴木が横一線に並ぶ中、ここから金が2連勝。大きくリードを広げて首位に立つと、最終戦でも角谷の追い上げをしのいだ。

 悲願の初戴冠だ。過去3回の決定戦では2位、3位、4位が1回ずつ。「今回は1位がいいかな、なんて冗談を言っていました」とほほ笑んだ。ここ最近の状態について一番の仕上がりと自覚もあっただけに「(最終戦の)オーラスは、ちょっとこみ上げるものがありました」と明かした。

 複数の団体がある中で、タイトルを取ってこそようやく認められるプロ麻雀の世界。「この場に立って思うのは、雀王を取ってからがスタートだなということです。今日は思いっきり喜びますが、これからは雀王という看板と責任感を背負って、プロとしてさらに頑張っていきたいです」と語った。タイトルホルダーとなったことで、他団体との交流対局などでも出番が増える。2000人近くいると言われる麻雀プロの頂点に立つ戦いで、金が大きな一歩を踏み出した。

【最終成績】

1位 金太賢+183.9

2位 角谷ヨウスケ+125.7

3位 鈴木たろう▲71.5

4位 田内翼▲241.1

 ◆雀王 日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル。1年をかけてリーグ戦を行う。最上位のAリーグ(14人)は全10節を戦い、上位3人が決定戦に進出。前年度優勝の雀王を含めた4人で争う。決定戦は4日に分けて、半荘20回戦を行う。

 ◆日本プロ麻雀協会 2001年に設立。主なタイトル戦は雀王、雀竜位、女流雀王、日本オープンなど。五十嵐毅代表理事。

(C)麻雀スリアロチャンネル ※画像はFRESH!から

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【麻雀】第16期雀王決定戦最終日(16~20回戦) | FRESH!(フレッシュ) - 生放送がログイン不要・高画質で見放題
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日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル『雀王』。 頂点を決める戦いもいよいよクライマックス! 鈴木たろう、田内翼、金太賢。 そして現雀王・角谷ヨウスケ。 全4日・20半荘の激闘を制し雀王の栄冠を勝ち取るのは果たして!? 【対局者】 角谷 ヨウスケ(現雀王) 鈴木 たろう(Aリーグ1位) 田内 翼(Aリーグ2位) 金 太賢(Aリーグ3位) 【解説】 五十嵐 毅 木原 浩一 渋川 難波 【実況】 中山 百合子 松嶋 桃 成績の詳細は協会HPで確認できます。 http://npm2001.com/jannou/jannou-a.html ※本放送は会員限定放送となっています。2回戦東1局までは無料でご視聴いただけますが、以降の視聴は麻雀スリアロチャンネルへのご入会が必要となります。
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