麻雀プロ団体の1つ、麻将連合の最高峰タイトル・将王を争う第15期将王決定戦の4日目(最終日)が12月3日、麻雀スリアロチャンネル(FRESH!ほか)で放送され、井出洋介が2位から逆転で初優勝を果たした。「東大式」で各メディアに登場し一時代を築いた井出も、今年で61歳を迎えていたが、引退をかけて臨んだリーグを勝ち抜き、初優勝までもぎ取った。
14年越しの初優勝だ。1997年に麻将連合を立ち上げ、プレイヤーとしても活躍し続けてきた。それでも縁がなかった、団体最高峰の将王の座。初めて手にした後にコメントをもとめられると、14年前の思い出が浮かんできた。「14年前の第1期決定戦で、原(浩明)さんと僕が競っていて、最後に2局連続で満貫ツモされて負けました。『まあ、いいや。そのうち勝てるだろう』と思っていたら勝てなくて、やっと勝たせてもらった感じです」と、感慨にふけった。