「皆さんがこいつを倒せたらウェルター級のタイトルマッチやってもいいよっていう選手誰ですか?俺はそいつを倒します!」
K-1で活躍中のファイター、木村”フィリップ”ミノルが、ネット上で格闘ファンに向けて、問いかけをし話題になっている。
先日、城戸康裕から3度のダウンを奪って勝利、ここ数年陥っていたスランプから覚醒したとの評価も多方面で聞かれる木村。改めて元兄弟子ともいえる久保優太とのリベンジマッチへの資格を問うためにも、誰もが納得する次の対戦相手を求めたというものだ。
この呼びかけには、同階級のトーナメントで旋風を巻き起こしたモハン・ドラゴンや、Krushの同階級に近い-67kg王者・塚越仁志、メルシック・バダザリアン、その他にもMMAで一瞬で敗戦を喫したクレイジーホース・ベネットなどの名が挙がっている。
-60kg時代にはK-1ワールドGPでゲーオ・ウィラサクレックを判定ながら撃破、HIROYA、平本蓮などに4連勝。その後は、ゲーオとの再戦で1RKO負けなどここから2年近い間、勝利と敗戦を繰り返して来た。その間もMMAへの初挑戦で前述のベネットとの対戦で破れ、その後のリベンジ戦は対戦相手がビザが下りないという理由で急遽中止になるなど、不運も重なった。
勝負の世界ということもあり、勝者は讃えられて敗者が批判の矢面に立たされるというのは必然といえるが、木村の場合はこの2年の間に様々な階級に挑戦し、さらにMMAルールでも試合を行うなど、普通の選手の感覚で言えば到底受け入れられないようなマッチメイクにも果敢に挑み、近年はウィラサクレック・ムエタイジムの門を叩き新たなトレーニングに打ち込んで来た。
新しい木村“フィリップ”ミノルのスタート地点ともいえた9月の「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~」での久保優太戦は大会を制した久保に一日の長があったものの、ウェルター級へと階級を替えた城戸との試合では、その力を十分に発揮した。試行錯誤した結果行き着いたウェルター級という階級には、王者の久保優太以外にも強豪がひしめき合っている。
城戸戦での勝利後に「スターがいない、カリスマがいないK-1は終わりました。これからは僕の時代です」と、変わらない強気トークで喜びを爆発させた木村だが、まずは同階級の選手たちをなぎ倒して、もう一度“兄貴”久保優太とのタイトル戦を実現して欲しい。
皆さんがこいつを倒せたらウェルター級のタイトルマッチやってもいいよっていう選手誰ですか?
— 木村ミノル (@kick_minoru) December 2, 2017
俺はそいつを倒します!