将棋の中学生棋士・藤井聡太四段(15)が12月15日、朝日杯将棋オープン戦の二次予選で屋敷伸之九段(45)、松尾歩八段(37)とトップ棋士2人を1日で一気に破り、同棋戦の本戦出場を決めた。
午前中の1回戦で屋敷九段に勝利し、公式戦でA級棋士に初めて勝利すると、続く午後の2回戦でも竜王戦の挑戦者決定戦まで進出したB級1組の強豪、松尾八段を圧倒。いずれも終盤、詰将棋でつちかった終盤力で一気に寄せる快勝だった。
16人による本戦出場を決めたことに、「強敵ぞろいの二次予選を勝ち抜けたので一局一局、全力で戦いたいと思います」とコメント。自身初の棋戦優勝へ望みをつないだ。
藤井四段の成績は、この日で通算63局となり54勝9敗(勝率0.857)。
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