2017年、格闘技界を締めたのは堀口恭司だった。大晦日のRIZINさいたまスーパーアリーナ大会、そのメインで石渡伸太郎を下し、バンタム級GP優勝。圧倒的な強さと言うしかなかった。
そもそも、このバンタム級GPは“堀口ありき”だった。UFCフライ級のトップで活躍していた堀口だが、RIZIN参戦の1試合目で見せたあまりの強さに「同階級よりも上の階級にチャレンジするところが見たい」という主催者の意向でバンタム級GP開催が決まったのだ。