史上初の「永世七冠」を達成した将棋羽生善治竜王(47)に国民栄誉賞が授与されることが正式に決定した。ネット上には祝福のコメントが相次いでいる。

 日本将棋連盟の公式サイトには、同じ棋士たちからのコメントが並んだ。同連盟会長の佐藤康光九段は「前人未到の『永世七冠』達成をはじめ群を抜いた数々の実績、将棋界の枠を超えた積極的な活動が受賞につながったと思います」と棋士から見ても頭抜けた存在だと評した。森内俊之九段は「棋士の一人として嬉しく思います」と喜びを表し、谷川浩司九段も「羽生竜王の将棋での実績のみならず、将棋への真摯な姿勢、飾らない人柄、そして将棋界の枠を超えた活躍が認められたと思います。国民栄誉賞は将棋界にとっても大きな名誉です」と最大級の賛辞を贈った。

 将棋ファンの芸能人たちは自身のSNSで羽生竜王を祝福している。タレント・つるの剛士は「羽生永世七冠、国民栄誉賞受賞おめでとうございます」と一報を聞いていち早く反応。SKE48鎌田菜月も「羽生さん国民栄誉賞!!!おめでとうございます!!!!」と興奮気味にツイートした。

 その他一般の将棋ファンからは「後世に残る伝説の棋士だと思う」「10年前の受賞でも全く違和感がなかっただろうと思うほどの実績」と改めて羽生竜王の偉業に言及する声や、「お二人に関して異論は無いし、囲碁と将棋が同時期ってのもいい。よく同じ時代にお二人が活躍してくれたなあ」と同時受賞となった囲碁の井山裕太七冠に触れ同時代に不世出の棋士が2人いることを喜ぶ声もあった。

 また、「佐藤(康光)さんの紫綬褒章といい将棋界に明るい話題が多くてうれしい」「今年は将棋界、囲碁界にとって、良い年になりそうな新年早々の朗報ですね」と将棋界のますますの盛り上がりを期待する声も多かった。

(C)AbemaTV

▶第59期 王位戦予選トーナメント 大橋貴洸四段 対 藤井聡太四段

第59期 王位戦予選トーナメント 大橋貴洸四段 対 藤井聡太四段 | AbemaTV(アベマTV)
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