国民栄誉賞の受賞が決まった将棋羽生善治竜王(47)が1月5日、東京・渋谷区の将棋会館で記者会見し、「私個人の棋士の活動というより、将棋の伝統的な世界における長年の歴史の積み重ねを合わせて評価していただけたと思っています」と語った。

 羽生竜王は昨年12月に竜王のタイトルを獲得。史上初の「永世七冠」を達成すると、その後に政府が国民栄誉賞を検討していると明らかにしていた。この日、正式に連絡を受けた羽生竜王は、国民栄誉賞については「最初にイメージするのは野球の王監督。ちょうど私が小学生くらいのころに、ホームラン記録が出るかどうかで、非常に騒がれていた時期でした。まさか自分自身がそういう賞をいただけるようになるとは夢にも思っていなかったので、本当に今回の出来事は驚いていて、同時にありがたいなと思っています」と、“世界の王”の名を挙げた。

 数々の偉業達成を支えた理恵夫人については「今日の仕事をすべて終えてから報告しようと思っています。食事の面で気を使ってもらったり、準備をしてもらったり。いつも万全の体制で臨めるように、本当にきめ細かく気を使ってもらっているので、本当にありがたいなと思います」と感謝を述べていた。

 今後の目標は達成が迫る通算1400勝で、「僕自身がいつもトップになる必要はないが、トップ集団にいるのは重要ではないかなと思っています。その集団にいる中で切磋琢磨して、その時の流行や最先端のものを取り入れていきながら、前に進んで行くのを心掛けています」と、衰えぬ向上心・探究心を見せていた。

 羽生竜王は今月11日の順位戦A級、佐藤康光九段戦で2018年初対局を行う。

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▶第59期 王位戦予選トーナメント 大橋貴洸四段 対 藤井聡太四段

第59期 王位戦予選トーナメント 大橋貴洸四段 対 藤井聡太四段 | AbemaTV(アベマTV)
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