
9日、乃木坂46の与田祐希が写真集『日向の温度』(幻冬舎刊)のお渡し会を開催した。
撮影は昨年9月、シンガポールなどで行われた。「前に家族と行ったことがあって、2回目なんですけど、その時とはまた違って、思い切り楽しめました。ジェットコースターが好きなので、ワイルドワイルドウェットというとこりなるウォータースライダーには何回も乗りました」。


表紙も含め、水着のカットにも挑戦。「お腹が出たらダメだと思ってで、撮影中は食事制限しました。美味しそうなお肉を食べられなくて……。恥ずかしかったけど、周りのスタッフさんも察したのか、みんな水着になってくれて。緊張したけど、楽しんでる様子をいい感じに撮っていただきました」。

お気に入りのカットは、インドネシアのビンタン島で撮影されたアップの一枚。「"よく泳いだな~"という瞬間です。シュノーケルを外した直後で、顔に跡が付いていて、ビショビショで。今までにない感じでお気に入りです」。


3期生メンバーとしては初の写真集。昨年8月、全国ツアー仙台公演の最中にサプライズ発表された。「私でいいのかなって、自信が無くて不安だったんですけど、みんな"がんばってね"って応援してくれました。梅ちゃん(梅澤美波)は予約してまで買ってくれて、嬉しかったです。久保史緒里は、"この血管が""この水が滴っているのが"…と1ページずつ解説しながら見てくれました。飛鳥さん(1期生の齋藤飛鳥)も、"よだっちょっぽい写真集だね"って言ってくれました」。

お正月に帰省した福岡の実家では、ゆっくりと過ごせたという与田。家族や知人からは写真集の評価も上々だという。「"すっごい良かったよ"って。安心してくれました。(実家で飼っている)犬のたろうと、ヤギのごんぞうにも"どう?どう?"見せて。そしたら"ワンワン""メ~"って。ちょっと食べられそうになったので、阻止しました(笑)」。

そんな写真集の恒例の自己採点は、テレビ番組でもモノマネを披露したブルゾンちえみに倣って"35億点"。記者たちを前に、しばし練習したあと、あの振り返り様のポーズを披露し、恥ずかしそうに小さな声で「ありがとうございます」。



初版は昨年発売され、写真集としては今世紀最高の売上を記録した白石麻衣の『パスポート』と同じ10万部。記者から意気込みを尋ねられると「プレッシャーは大きいですが、たくさんの方に見て頂けたらうれしいです」。

レコード大賞受賞や紅白歌合戦への出演の効果もあり、最新のオリコンチャートでは与田が同じく3期生の大園桃子とWセンターを務めた『逃げ水』など、乃木坂46の楽曲が再びランキングに返り咲き。「乃木坂って、メンバーも、スタッフさんも、ファンのみなさんも本当に暖かくて、幸せだなあって」と感謝。去年経験した様々な活動の中でも、とりわけ演技の仕事に感銘を受けたようで、「去年はライブ、Wセンター、舞台、ドラマ、1人で雑誌の表紙もさせてもらいました。まだ自信はないんですけど、もっと演技の勉強をしたいです」と2018年の抱負を語っていた。
text=大谷広太/photo=野原誠治