強豪ぞろいのRTDリーグ。3年目の開催で初めて女流プロが参戦する。日本プロ麻雀連盟最高峰のA1リーグに参戦している和久津晶だ。他の出場選手を前に、実力も実績も劣ると自覚する和久津が、絶対的な自信を持っているのは「人読み」。長所と自覚し、武器として使えるようになるまでには、亡くなった母が抱えていたハンディキャップと、そこに注がれる周囲からの「視線」に敏感だった過去があった。
「私より強い女流プロはいっぱいいる。ただ私より変わったことをする女流プロはいない」と自己分析。そして選出理由を「劇薬投入」と即答し、自身の役割はオーソドックスではなく「異質な存在」と位置付けた。