相撲好きの芸能人が多数いる中で、22歳の若さで公私ともに相撲に捧げている女性タレントがいる。山根千佳だ。幼いころから相撲を見て育ち、芸能界入りして初めての仕事も相撲関連だった。「元気がない時は取組を見ます」と、生きる活力を相撲から得ている筋金入りのスー女(すーじょ)に話を聞いた。
 両親ともに相撲好きの家庭に生まれた山根は、当たり前のように相撲に触れながら成長してきた。「好きというか、相撲を見ているのが日常でしたね。家族旅行でも観戦に行ったり、相撲部屋巡りをしたり。小学生の時に、高見盛関がブームになって、お父さんと入り待ち、出待ちまでにして楽しんでいました」と懐かしんだ。家族で応援していたのは当時の大関・魁皇(現・浅香山親方)で、「家族でもここがどうだったとか話し合っていましたね」と振り返った。