<大相撲初場所>◇十三日目◇1月26日◇両国国技館
前頭三枚目・栃ノ心(春日野)が前頭筆頭・逸ノ城(湊)を寄り切りで下し、1敗で単独トップをキープした。
192センチ・177キロの栃ノ心、192センチ・215キロの逸ノ城という大型力士同士の対決は、立合いからお互い得意の右四つでがっぷり組み合うと、栃ノ心が怪力を見せじりじりとした寄り。うまく逸ノ城の上手を切ると、力のぶつかり合いを制し、真正面から寄り切った。
格闘技の一種「サンボ」でもヨーロッパ王者になったことがある栃ノ心が、初優勝に向けて大きな一番で白星を挙げた。AbemaTVで解説した元前頭筆頭・朝乃若の若松親方は「お互いがっぷり四つになったのでどうかなと思ったが、逸ノ城の上手が途中で切れたので、栃ノ心が有利になりました。気持ちも充実していると思います」と、評価していた。
横綱・鶴竜が3連敗を喫し、2敗力士がいなくなったため、最短で明日にも優勝が決まる。
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