<大相撲初場所>◇十四日目◇1月27日◇両国国技館
元大関・琴欧洲の鳴戸親方が、元大関の前頭十枚目・照ノ富士(伊勢ヶ濱)について「今の姿はみんな見たくない」と、苦言を呈した。
AbemaTVの解説を務めていた鳴戸親方は、体調不良で途中休場し、復帰した後も全盛期には遠く及ばない照ノ富士の相撲の内容に「心配どころじゃない。何しているのと言いたい。出てる以上、出ただけじゃ勝てないんで。出て休場して、出て休場して」と、厳しいコメント。この日も決して好調ではない勢(伊勢ノ海)に惨敗すると、「まだ若いんだからしっかり直した方がいい。元気な姿をファンの方も自分も見たい。今の姿はみんな見たくない。すごい勢いで上がってきて、すごい勢いで落ちている」と、まだ26歳の照ノ富士に、辛口ながら復活への期待を言葉にしていた。
照ノ富士の取組の直後には、38歳の豪風が登場。力士としては小柄な172センチの体で奮闘するベテランに「もっと若い人には豪風を見習ってほしい。普段の生活も稽古も。やろうと思えばできる。体も大きくないに。いい見本があるんだから」と、熱っぽく語っていた。
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