格闘代理戦争、ついに決着! 1月27日、“格闘技の聖地”後楽園ホール。1.8新宿FACEでの1回戦で、それぞれ激闘を勝ち抜いた2人のファイターが、賞金300万円とK-1プロ契約を懸けた決勝戦で激突した。
このリングに辿り着いたのは魔裟斗推薦、“ミスターフルボッコ”松村英明と、武尊推薦、“蒼き狼”中嶋志津麻。入場時、より緊張の色が見えたのは松村か。1Rのゴングが鳴ると、まず出たのは中嶋。前蹴りからジャブ、左ミドルから左フックの連携も決めて先手を取る。
カウンターを合わせられて序盤はなかなかペースがつかめなかった松村は、中盤からボディ、フックをヒット。そして終了直前には右フックで中嶋からダウンを奪った!
この勢いで試合を決めようと、2Rも前に出る松村。中嶋は左ミドルで応戦し、左フックの打ち合いも見られたが、構わず前進した松村は左右フックを連打しまたもダウンを奪う。さらに右から左とフックを浴びせると、中嶋が再びダウン! これで試合はストップ。終わってみれば松村の圧倒的KO勝利となった。頂点に立った松村は賞金300万円と3.21K-1さいたまスーパーアリーナ大会でのデビュー戦の権利をゲット。
試合後、涙を流すした松村は、魔裟斗やシルバーウルフの面々に感謝の言葉を述べる。魔裟斗は「2ヵ月間、拳や足のケガなど、いろんなことがあった。デビューも決まったし、あとは自分の人生のために頑張ってほしい」とエール。
松村も「明日から準備して、3月21日はまた派手に倒したい」と気合いを新たにした。2試合連続KOで「格闘代理戦争」を制した松村。プロでの活躍にも期待だ。