みごと初優勝し、初場所の話題をさらった栃ノ心関(30)。2015年6月にニノ夫人(30)と入籍し、翌年には日本の”文金高島田”姿で豪華な結婚式も挙げました。

 以前、新婚のご夫妻をインタビューしたことがあるのですが、栃ノ心関とニノ夫人は小学校の同級生で、ジョージアのムツヘタ市にある家は歩いて5、6分の距離なんだそう。(ちなみにジョージアとは、ソビエト連邦から独立した元グルジア。首都のトリビシ市までは、日本から飛行機で約17時間も掛かります)。

 ニノ夫人は、MRIやレントゲンなどの画像診断をする”お医者さん”なのですって。身長は、なんと179センチあり、190センチ超えるイケメンの栃ノ心関と並ぶと、本当に素敵なカップルなのです。

 「小学校時代、柔道やサンボをやっていて結構強くて筋肉ムキムキで、小学校の頃から女の子にメッチャもてたんですよ(笑)。でも、お互いに好きで、女の子のなかでもニノが一番でした。僕が相撲界に入門することになった18歳のときから、10年間も故郷で待っていてくれたんです」と栃ノ心関はいいます。

 来日してひたすら相撲に打ち込む日々を送り、スカイプやメールで愛を繋ぎ続けていました。「相撲界にいる限り結婚は難しいかも。引退してから結婚するのもアリなのか……」とまで、栃ノ心関は悩んでもいたそうです。「ニノに苦労を掛けたくない」との思いからだったそうですが、それを覚悟で結婚を決断したおふたりなんですね。

 ニノ夫人は、「いつ一緒に住めるようになるか、私はずっとこの日を待っていたんです。彼と結婚するとずっと前から決めていましたし、家族の反対もありませんでした。来日しての結婚生活も「レバニ(栃ノ心関の本名)がいるから大丈夫だ!」と背中を押してくれたくらいです」というのです。

 仕事も辞めて、栃ノ心関だけを頼りに異国の地にお嫁にきたニノさんなのですが、力士たちは地方場所や巡業などで、東京にいるのは年半分だけ。ニノさんは少しずつ日本語を勉強しながらも、東京のマンションでひとり留守番をする日々を送っていたそう。大家族のなかで育ったゆえ、「『大丈夫よ』といってましたが、やはり寂しかったみたいで、泣きが入った時もあるんですよ」と栃ノ心関は苦笑いしていました。

 グルジア語での日本語学校がなく、日本にいる同胞も30人くらいしかいないとのこと。「大使館のなかでも日本語を理解できる人は4人ほどで、みなさん忙しいし、僕がニノに教えようにも、なかなか時間が取れないんですよね」との悩みもあるといいます。(ちなみにこの時のニノ夫人インタビュー通訳は、栃ノ心関本人。「自分で自分を褒めるような通訳、恥ずかしいですよ~」と笑っていました)

 昨年11月にニノさんが故郷で長女のアナスタシアちゃんを出産。生後2ケ月で7キロもあるビッグベビーなんだとか。まだ”パパ”は対面できていないままですが、近い将来、グルジア語と日本語の入り交じる、3人家族の楽しい生活が待ってるはずです。

 異国の地での子育ても大変だろうけど……栃ノ心関の相撲はもちろん、海を越えて愛をはぐくむニノ夫人の子育ても、応援してあげたいものです!【どす恋花子】

(C)AbemaTV

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