将棋佐藤天彦名人(30)への挑戦権を争う、順位戦A級が大混戦になっている。2月1日に同級の5対局が一斉に行われ、トップを走っていた豊島将之八段(27)が三浦弘行九段(43)に敗れ、6勝3敗に。久保利明王将(42)は渡辺明棋王(33)に勝ち、同じく6勝3敗とした。

 現在はこの2人がトップタイだが、3月2日に行われる11回戦の結果次第では、6勝4敗で最大6人が並ぶことになる。11人で行われているA級は1人が10対局するが、現在4敗グループは、既に全対局を終えた羽生善治竜王(47)を含め4人。11回戦で豊島八段、久保王将がともに敗れた時点で、最低でも羽生竜王を含めた3人、最大で6人のプレーオフが決まる。

 3人以上が並んだ場合は、前年度の成績をもとにした順位が下位の2人が戦い、その勝者が順位上位の棋士と戦うことを繰り返す「パラマス方式」によって挑戦者が決定する。2月2日の時点での順位戦の成績と、最終戦の組み合わせは以下のとおり。(かっこ内は前期成績をもとにした順位)

6勝3敗 久保利明王将(9)、豊島将之八段(10)

6勝4敗 羽生善治竜王(2)※全対局終了。11回戦は休み。

5勝4敗 稲葉陽八段(1)、広瀬章人八段(4)、佐藤康光九段(8)

4勝5敗 渡辺明棋王(3)、深浦康市九段(7)、三浦弘行九段(11)

3勝6敗 行方尚史八段(5)

2勝7敗 屋敷伸之九段(6)

久保利明王将―深浦康市九段

豊島将之八段―広瀬章人八段

稲葉陽八段―行方尚史八段

佐藤康光九段―屋敷伸之九段

渡辺明棋王―三浦弘行九段

(C)AbemaTV

▶第11回朝日杯将棋オープン戦 準決勝・決勝

第11回朝日杯将棋オープン戦 準決勝・決勝 | AbemaTV(アベマTV)
第11回朝日杯将棋オープン戦 準決勝・決勝 | AbemaTV(アベマTV)
出演者は、羽生善治竜王(棋聖) 対 藤井聡太五段…です。
順位戦について|名人戦|棋戦|日本将棋連盟
順位戦について|名人戦|棋戦|日本将棋連盟
日本将棋連盟の名人戦のページです。日本将棋連盟は伝統文化としての将棋の普及発展と技術向上や将棋を通じた交流親善などを目的とした公益社団法人です。
www.shogi.or.jp