2月4日の記者会見で、K-1さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ大会(3月21日)の追加カードが発表された。
その一つは、木村“フィリップ”ミノルvs平山迅(ウェルター級)。常に倒し倒されのスリリングな試合を展開、K-1の中でも屈指の人気を誇る木村のビッグイベント登場だ。
前回の試合では70kgから階級を下げてきた城戸康裕を倒し、絶好調の木村。ファンの“待望論”が高まった中でのカード発表となった。
「(カード発表が遅くなったことで)ファンの人たちが熱くなってくれた。こういうキッカケがないと本物のカリスマが誰か分からない。本物の価値が分かる、いい流れでしょう」と木村。試合自体については「格の差を見せて1ラウンドで倒します」と自信を見せた。
対する平山も、この大チャンスに気合い充分。「自分がやってきたことが間違いじゃないと証明したい。自分のパンチも当たれば倒れるんで。格の差なんて感じてない」と言う。
さいたまスーパーアリーナという大会場が舞台だが、どんな場所でも盛り上げるという気持ちは共通している両者。「僕と彼がやったら必ず盛り上がる」と木村。「会場がどうこうより、相手が木村くんなら燃える」という平山も倒す闘いには定評があるだけに、ファンが求める激しい闘いになることは確実だ。
(城戸は初参戦の強豪相手に再起戦)
また、この会見では前回、木村に敗れた城戸の再起戦も発表。スペインの新鋭イッサム・チャデッドと対戦することに。
22歳にして28戦27勝、25KOというイッサムの戦績に「聞いてないですよ。ここは噛ませ犬が相手じゃないんですか?」と苦笑いの城戸。それも含めて、城戸ワールドが始まっているともいえる。ともあれウェルター級での生き残りをかけた一戦だけに、結果、内容とも厳しく問われることになる。