トッププロが集う麻雀リーグ「2018 RTDリーグ」BLACK DIVISION 3・4回戦が2月12日に放送され、小林剛(麻将連合)が2連勝、昨年決勝で惜敗した白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)は初トップを決めた。
BLACK 3回戦の対局者は小林剛、松本吉弘(日本プロ麻雀協会)、多井隆晴(RMU)、瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)。小林は東4局、タンヤオ1000点をアガった後、南2局と南3局で満貫を連発して2連勝。両リーグ(BLACK・WHITE)一番乗りでポイントを100台に乗せた。「めくり合いと裏ドラに助けられただけですね。よかったのは、点数がない時に1000点で仕掛けて、リーチ棒付きの2000点をアガれたところ。そこだけは自分らしくよくできたかな」と振り返り、たとえ3連勝出来たとしても安心できるポイントではまったくないと、予選残り25回、まだ始まったばかりと気を引き締めた。
4回戦の対局者は白鳥翔、村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)、萩原聖人、内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)。初戦2着発進だった白鳥は「絶対トップとこだわると、前がかりになりすぎてしまうので、落ち着いて打つ」と卓についた。
白鳥が東4局親番で1万2000点(供託1000点)をアガった次局、東4局1本場でRTD初となる4人リーチが発生。「まさか自分が親番で、ドラを2枚持って先制リーチを打っているところに全員がリーチをかぶせてくるとは。何より2番手だった萩原さんの気迫がすごかった」と4人リーチを制して親満をアガった白鳥が、初トップを決めた。RTDリーグ 2017では連対率62.22%、全15選手中1位という数字を残した着順取りの名手は今年も健在だ。【福山純生(雀聖アワー)】
【BLACK DIVISION 3・4回戦終了時点での順位】
1位 小林剛(麻将連合)+126.2
2位 白鳥翔(連盟)+70.4
3位 多井隆晴(RMU)+55.7
4位 松本吉弘(協会)+29.5
5位 村上淳(最高位戦)▲27.8
6位 萩原聖人▲49.2
7位 瀬戸熊直樹(連盟)▲99.1
8位 内川幸太郎(連盟)▲105.7
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
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